この連載では、英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」の約8000人の受講生のデータと学習工学(Instructional Design)に基づき、最小の努力によって最短で英語の学習目標を達成するためのノウハウを受講生や読者の皆様からの質問に答える形でお伝えしていきます。
コメント欄でビジネス英語や学習法について何でもご質問ください。また、アンケートフォームでも質問を受け付けています(こちら→日経ビジネス「その英語学習法、間違ってます!」質問受付)。
それでは今回も質問にお答えしていきたいと思います。
出版社勤務 Tさん(63歳)
現在、都内にある出版社で働いていますが、65歳で定年を迎えたら生まれ故郷に戻る予定です。その後は、故郷の自治体が募集している英語を使ったボランティア観光ガイドをしたいと考えています。しかし、自分の英語力に不安があります。海外書籍の契約に関するメールのやりとりで英語の定型文を読む機会は多少あったのですが、英会話をする機会はほとんどありませんでした。私のように、英語学習のブランクが長い場合、どのような学習から始めたらいいでしょうか。
まず、退職後の人生設計についてしっかり考えられていることを素晴らしく思います。ボランティア海外ガイドとして観光客などと広く関わりを持つことを通じて、Tさんの今後はきっと充実したものになるでしょう。TORAIZにもTさんと同じように、定年後の目標のために英語を学んでいる受講者はたくさんいます。
ボランティアとはいえ、観光ガイドを務めるには、それなりの英語力が必要です。まずは、どのくらいのレベルが求められているかを確認するところから始めましょう。

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