この連載では、英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」の約6000人の受講生のデータと学習工学に基づき、最小の努力によって最短で英語の学習目標を達成するためのノウハウを受講生や読者の皆様からの質問に答える形でお伝えしていきます。コメント欄でビジネス英語について何でもご質問ください。

 それでは今回も質問にお答えしていきたいと思います。

[今回の質問]

IT企業勤務 Mさん(28歳)
まだまだコロナ禍が収束するかどうか不確実ですが、そろそろアフターコロナに備えて英語を学習しようかと思っています。アフターコロナでの英語の必要性についてどのように考えればよいでしょうか。

[回答]
 Mさん、非常にタイミングのいい質問ですね。同じような考えの人も増えているでしょう。実際、TORAIZの受講希望者数は、新型コロナウイルスの流行前を超える勢いとなっています。それだけ、アフターコロナに備えて英語をマスターしようとしている人が多いということだと思います。

 ここでコロナ禍が英語学習や英語の活用について与えた影響について確認してみたいと思います。TORAIZ語学研究所では、2021年12月に仕事で英語を使う機会がある20~60 代のビジネスパーソン 434 人を対象に、「コロナ禍の英語学習に関するアンケート調査」を実施しました(調査概要は記事末尾に掲載)。

 この結果は非常に興味深いものでした。コロナ禍における業務上の英語使用についての質問では「海外とのオンライン会議(話す機会)が増えた」を選んだ人が38.7%、「英語でのメールのやり取りが増えた」が41.5%と、オンラインツールで英語を使う機会が増えていました。

 特に、メールでのやり取りと同じくらいの割合でオンライン会議が増えたとする人がいることは注目すべき点だと思います。

コロナ禍で業務上の英語環境はどのように変わりましたか?
※複数回答可(n=434)
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 コロナ禍における英語使用頻度の増加についてはTORAIZの受講生からその実態をよく聞きます。例えば、コロナ禍前は海外事業部の営業担当者が海外へ出張していたが、オンライン会議が普及して国内のプロダクト開発部門も参加することになり、英語を話す必要が出てきたといったパターンがあります。

 また、IT関連企業に勤める受講生から最近よく聞くのは、海外で開発されたITサービスやツールの利用方法などの説明が文字ではなく動画になってきているという話です。

 例えば、動画などで使うBGM素材のサブスクリプションサービス「ミュージックベッド」はサポートの一部をYou Tubeの動画で公開しています。見ていただければ分かりますが、文字で説明されるよりも理解しやすいと思います。ただ、英語のリスニングができることが前提となっているのは間違いありません。

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