この連載では、英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」の約7000人の受講生のデータと学習工学(Instructional Design)に基づき、最小の努力によって最短で英語の学習目標を達成するためのノウハウをお伝えしています。今回は、受講生や読者の皆様からの質問に答える形式ではなく、特別編をお送りします。2022年のサッカーワールドカップ(W杯)で日本代表として活躍し、現在はポルトガルの強豪チーム、スポルティングに所属している守田英正氏に、「世界で活躍しているサッカー選手の語学力」をテーマに質問をしました。

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世界でプレーするには「語学力」が重要になる

 守田氏はTORAIZの受講生です。W杯に出場するため、しばらく休んでいましたが、23年1月より再開予定です。

三木雄信(以下、三木):世界を目指すサッカー選手にとって、語学力はどのくらい重要なのでしょうか。

守田英正氏(以下、守田氏):選手やチーム関係者がお互いの意思を理解してプレーに臨むための重要な要素です。特に最近は、戦術が多様化し、繊細な戦いが多くなっているため、語学力が試合の重要なシーンに影響することは往々にしてあります。

三木:スタメンで起用されるかどうかは語学力と関係あると感じますか。数値とコメントで教えてください。

1 全く関係ない
2 あまり関係ない
3 どちらでもない
4 やや関係ある
5 かなり関係ある

守田氏:「4」です。監督やチームメートとうまく意思疎通がとれないと、思い通りにプレーできないことが多いからです。

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

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