英語学習の「死の谷、苦の谷」

須原氏:受講生の方が1000時間学習していく中で、VERSANTのスコアはリニアに上がっていくものですか。

三木:いえ、上がりません。「死の谷、苦の谷」があるんです。つまり4カ月目と9カ月目で学習高原が来るのです。VERSANTのスコアを見ると、この時期に文章構文などは良くなっているのですが、流ちょうさが悪くなります。

 いろいろな議論をして分かっているのは、4カ月目を超えて6カ月目ぐらいになると聞けるようになり、9カ月目になると話せるようになるということです。中途半端に聞けるようになってくると、脳の処理能力を聞くことに使ってしまうので、話すのがゆっくりになってしまい流ちょうさが悪くなってしまう。同じように話せるようになってくると、いろいろと話すことを考えてしまい、やはり流ちょうさが悪くなってしまう。それがだんだんと自動化できてパッと口から出てくるようになり、流ちょうさも含めて全体が伸びてくるのです。

須原氏:よく分かります。私が21歳で米国に行ったときも最初の1年間は地獄でした。英語には自信があったので悔しくて、他の日本人とは交わらず、苦しいですが寮の人たちと交流するようにしていました。すると、6カ月ほどたった頃、バーで飲んでいると隣のテーブルの人たちの会話の内容が突然理解できたのです。

三木:本当に多くの方が6カ月たった頃に聞けるようになります。その時期に、英語の夢を見るようになったという方も多いですね。皆さん同じようなプロセスをたどり、同じような経験をします。

須原氏:今回、TORAIZとの英語サポーター基本契約を受けて、JFAでは内部で英語コーチングの受講生を募りました。1000時間の英語学習はそうはいっても苦しいと思いますが、皆さん苦しいことを覚悟した上で応募してくれています。その苦しみの中に楽しみを見いだして、成果を上げてもらいたいと思っています。

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