日本は安全保障を米国に委ねている。ゆえに米国の意向には逆らえない。誰もが感じているこの基本構造を変えるときが近づいている。

政府は防衛費を2023〜27年度の5年間で総額約43兆円確保し、27年度に国内総生産(GDP)比2%に増やすと決定した。この増額の理由について、僕は米国の要請によるところが大きいとみている。もし日米同盟を持続しないという条件を米国から出されたら、日本は防衛費を増やせざるを得ない面があるからだ。
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この記事はシリーズ「田原総一朗 日本はこれからどこへ向かうのか」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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