新型コロナウイルスの感染拡大を抑える切り札とみられるのがワクチンの接種だ。日本は主要7カ国(G7)の中で遅れが目立っている。高齢者ら以外の一般への接種は当初6月から始まる予定だったが、そのスケジュールも遅れそうだ。

ワクチン接種に期待が高まるが、スケジュールは遅れが目立つ(写真:Shutterstock)
ワクチン接種に期待が高まるが、スケジュールは遅れが目立つ(写真:Shutterstock)

 新型コロナウイルスの感染拡大に政府も医師会も頭を抱えている。関西を中心に変異ウイルスが拡大しており、首都圏でも勢いを増している。政府の分科会の尾身茂会長は「第4波に入りつつある」と述べた。

 焦点となるのがワクチン接種のスケジュールだが、日本は主要7カ国(G7)の中で遅れが目立っている。当初は、高齢者ら以外の一般への接種が6月から始まる予定だった。

 しかし、私が集めた情報を総合するとそれが最近では、早くても秋以降になる、といわれている。

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