2019年から2022年までの累計回答者数が全国で60万人を超える大規模調査「いい部屋ネット街の住みここちランキング」。実際に住んでいる人からの機能的評価である「街の住みここちランキング」、愛着などの感情的評価も反映される「住み続けたい街ランキング」、主観的幸福度に関する「街の幸福度ランキング」の3つを基に、住みここちのよい街の条件を各地方別に解説していく。6回目は北関東地方(茨城・栃木・群馬)と甲信越地方(山梨・長野・新潟)を取り上げる。

つくばエクスプレスの守谷駅周辺。同路線の開業で守谷市の開発は一気に加速した(写真:northsan / PIXTA)
つくばエクスプレスの守谷駅周辺。同路線の開業で守谷市の開発は一気に加速した(写真:northsan / PIXTA)

茨城県では、首都圏と一体化した守谷市が高評価

 茨城県では住みここち、住み続けたい、幸福度ともに1位の守谷市の評価の高さが突出している。守谷市は1980年代から住宅開発が始まっているが、2005年のつくばエクスプレス開業前後から、35平方キロメートル程度と比較的小さな市域に、集中的に住宅と商業施設の開発が進み、人口が増え続けている。

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