今、世界と日本は厳しい状況に直面している。だが、このような状況に置かれているからこそ進めるべき政策があり、この先の経済・社会を前進させなければならない。経済財政政策担当大臣や金融担当大臣、総務大臣などを歴任し、現在は菅義偉内閣の成長戦略会議のメンバーを務める竹中平蔵氏が日本の未来に向けて提言する。(写真:竹井 俊晴)
シリーズ
竹中平蔵のみらい思考

3回
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次期首相の課題は「厚生ムラ」解体 日本版CDCのススメ
ワクチン接種回数の国際比較を見ると、日本は世界5位となっている。主要国の中で感染者や死亡者が相対的に少ない日本で、これだけの接種が行われてきたことは、海外では高く評価されている。にもかかわらず新型コロナ病床の不足への懸念…
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新型コロナ「分科会」への素朴な疑問
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で中心的な役割を担っているように見える「新型コロナウイルス感染症対策分科会」。竹中平蔵氏は分科会はあくまで1つの審議会であり、経済財政諮問会議を活用すべきだと訴える。
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簡単ではない「2050年脱炭素」 縦割り行政を克服せよ!
経済財政政策担当大臣や金融担当大臣、総務大臣などを歴任し、現在は菅義偉内閣の成長戦略会議メンバーを務める竹中平蔵氏が日本が進むべき道を提言する新コラム。初回は脱炭素政策について論じる。
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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