コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが“異次元の経営”を続けられるのか。「正しいこと」に取り組むと繰り返し話すようになった柳井正会長兼社長が目指すものとは。
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ファストリ、異次元の経営

完結
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企業は国民の幸せのために ユニクロ・柳井氏インタビュー
かねて発信してきた「正しいこと」へのこだわりを経営の主軸として掲げ始めた。コロナを機に改めて考えた。働くとは。仕事とは。そしてこの考えにたどり着いた。2兆円企業を築いた経営者の目標は何なのか。
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失敗ではなかった「有明プロジェクト」 ユニクロ柳井氏が目指すもの
ファーストリテイリングが本部機能を東京湾岸に移転して進めている経営改革「有明プロジェクト」。必要な量を作り、無駄なく消費者に届けるというアパレルの究極の課題に挑む。目標はサプライチェーン改革にとどまらない。「正しい経営」…
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「善行」は本心か題目か ユニクロ、3年で会社が変わった
柳井正氏が「正しい経営」を掲げるファーストリテイリング内部で今、何が起きているのだろうか。経営者の題目は社員に浸透しないのが常だが、柳井氏の発言には自らの行動が伴う。外からの目を意識した邪心ではないのか。それとも本気で社…
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失敗こそ成長の源、ユニクロ・柳井氏が歩んだ道
売上高が30年で400倍となり、2兆円を超えたファーストリテイリング。それでも柳井正会長兼社長はなお高みを目指し、グループを挙げた経営改革のさなかにある。柳井氏は今、「正しいこと」に取り組むと繰り返し話すようになった。数…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
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