Kaizen Platform代表取締役の須藤憲司氏による連載も今回が最終回。DX(デジタルトランスフォーメーション)を志向するすべての人に伝えたい、偉大な先人からの「5つの質問」を紹介しよう。

この連載を読んできてくださった人の中には、企業内でまさにDXに取り組んでいる人、今後のミッションとして抱えている、これから検討する人など、様々な立場の方がいると思います。
私自身が、いつも立ち返る質問があります。それは、ピーター・ドラッカー氏による「5つの質問」です。この質問はとても良くできていて、顧客体験を改善するDXにおいても、それを進めるマインドセットを捉え直す上でも、良い試金石となります。
第1の問い 我々の使命は何か
第2の問い 我々の顧客は誰か
第3の問い 我々の価値は何か
第4の問い 我々の成果は何か
第5の問い 我々の計画は何か
これらの問いは極めて普遍的なものですが、DXを推進する上でも重要です。「デジタルを用いて、私たちはどの顧客に対して、何の課題を解決したいのか」という問いに立ち返らないと、本質的ではない安易な施策に陥りがちになってしまうからです。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1483文字 / 全文1984文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「データで読み解くDXの真実」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?