シリーズ
日立と東芝 総合電機の未来

完結
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7回
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データに活路見いだす東芝 「強い領域のプラットフォーマーに」
不正会計の発覚がきっかけとなった経営危機を乗り越えて、復活に向けて歩き出した東芝。2018年4月に東芝に招へいされた車谷暢昭社長兼CEOは「データカンパニー」を掲げ、「モノもサービスもデータも全部やる」と語る。その姿にど…
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事業入れ替えが終盤の日立、最後に行き着いたのは「人」
事業の入れ替えを進めながら復活した日立。その過程で下ろした「総合電機」の看板に代わって掲げるのが「社会イノベーション事業」。総合電機時代に培った電力や鉄道、工場などの社会インフラ領域にデジタル技術を掛け合わせる狙いだ。そ…
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「不正会計なくても負けパターンにはまっていた」 東芝・車谷社長
巨額損失による経営危機でメディカル事業もフラッシュメモリー事業も売らざるを得なかった東芝。立て直しのため18年に経営トップに招へいされた車谷暢昭氏は、データを次の成長戦略に掲げる。その真意を聞いた。
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「もう一度赤字が出れば潰れると思った」 日立・東原社長
リーマン・ショック後の過去最大の赤字を乗り越え、社会イノベーション事業をグローバルで展開する企業へとひた走る日立製作所。非中核事業の売却も終盤に差し掛かる中、どんな将来像を描いているのか。東原敏昭社長兼CEOに聞いた。
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「総合電機」の看板、下ろした日立と傾いた東芝
2000年代に事業の取捨選択を決断しきれなかった日立製作所と、強い事業に経営資源を集中投下してきた東芝。リーマン・ショック後の経営悪化を受けて、ともに消費者向け製品などの多数の事業を切り離してきた2社だが、その過程は「自…
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改革の優等生だった東芝、失われた20年を過ごした日立
家電など消費者向け商品の事業をほとんど切り出し、事業ポートフォリオの見直しを進めてきた日立製作所と東芝。製造業で史上最大の赤字を記録した経験がある両社だが、その危機に至る道筋には企業文化の違いが浮かび上がる。
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「今は何の会社なの?」 あなたの知る日立・東芝はもういない
「総合電機の雄」として長きにわたりライバル関係にあった日立製作所と東芝。この20年で会社の姿を劇的に変え、総合電機の看板を下ろそうとしている。一般消費者から遠い存在になりつつある両社は、何を目指しているのか。
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