日本郵便は4月13日、4種類の普通切手を新デザインに切り替えると発表した。「94円」などの種類が対象で、偽造対策の強化が目的だ。今回のデザイン変更の背景など知っておきたい10項目をまとめた。

従来の94円切手と新デザインの94円切手

1:いくらの切手が変更の対象となる?
2:デザインをどう変える?
3:どうして今デザインを変える?
4:いつから購入できる?
5:なぜこの4種類のデザインを変更した?
6:どういう偽造事件があった?
7:従来の切手は使えなくなる?
8:今回の対策でかかる費用は?
9:これまでの偽造対策は?
10:収入印紙などの偽造対策は?

1:いくらの切手が変更の対象となる?

 「94円」「100円」「120円」「140円」の4種類が対象だ。現在、それぞれの切手の表面にスミレ、サクラソウ、フジ、ヤマブキがあしらわれている。切手デザイナーの貝塚純子氏がデザインし、小石川植物園が監修しているものだ。

2:デザインをどう変える?

 従来のデザインの右上に「〒マーク」、左下に「桜の花」をそれぞれ追加する。日本郵便広報室によると、この追加部分は、パール印刷と呼ばれる光沢のあるインクを使用した特殊な印刷方法を採用しており、光の当たる角度によって色が変わる。

3:どうして今デザインを変える?

 日本郵便によると、デザインを変更する目的は偽造対策。今回変更の対象となっている100円前後の切手で偽造品が発見されたといい、「偽造しにくくするために」(同社)特殊な印刷方法を取り入れる。

4:いつから購入できる?

 切手そのものは全国の郵便窓口などで買える。現行デザインを優先して販売し、在庫がなくなり次第、新しい切手を発売していく。日本郵便は「広く流通するのは5月以降になるのではないか」とみている。

5:なぜこの4種類のデザインを変更した?

 日本郵便は2019年8月に同様のデザインを導入しており、このとき対象したのは25グラム以下の定形郵便用の84円と、はがき用の63円、それから200円以上の高額な切手だった。同年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられることに伴って郵便料金も上がるのを前に、新デザインとした。今回の変更対象となった4種類については見送られていた。

 しかし、上記の通りデザインを変えなかった100円前後の切手で偽造品が見つかったため、4種類についても変更することになった。

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