全2414文字

コロナ禍でくしくも顕在化し始めた従来型の新入社員教育の問題点。今後は、より効率的な教育プログラムの開発が企業の間で進むのは間違いない。だが、“スマートすぎる新人教育”は、それはそれで落とし穴が潜む恐れがある。

新入社員たちは、働いていればいつかぶつかる理不尽な壁を乗り越えていく必要がある(写真:PIXTA)

 コロナ禍で顕在化したオンライン教育の想像以上の実力。企業の間では、2021年以降の新人教育の大幅な見直しを考える動きも広がっている。「オンライン化を軸に、参加者がより強い目的意識を持ち、業務スキルや社内風土を効率的に学べる形に変えていく」。大手金融機関の担当者はこう断言する。

 一方で専門家の中には、こうした状況に一抹の危惧を抱く声もある。