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集団型研修同様、多くの企業で中止や延期に追い込まれたOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)や新入社員歓迎イベント。今年の新人が順調に育てば、そうした一連のプログラムも意義を問われかねない。実際に、その中には新人の能力開発に必ずしも結びつかないものが存在する。

OJTといっても、教育係を割り当てるだけで人事部も進捗状況をチェックせず、放置され続けるパターンもあるという(写真:PIXTA)

 2020年4月入社の新人は集団型研修のみならず、先輩社員との生のコミュニケーションも十分に体験していない。テレワークを本格的に導入した企業などでは、対面型のOJTや歓迎会、その他新人歓迎イベントの多くがことごとく延期や中止に追い込まれ、いまだ新人との対話はほぼオンライン経由だけという企業もある。

 にもかかわらず、今年の新入社員が過不足なく育っていくのだとすれば、多くの企業が昭和の時代から力を入れてきた、先輩社員との対話を促す一連のプログラムもまた、新人の育成とはあまり関係がなかった、という話になりかねない。

 まずは対面型のOJT。「社会人としての感覚とビジネスマインドを身に付けるうえでOJTは不可欠。ただ、新人の能力開発に必ずしもつながらない方法で実施している企業があるのも事実」。OJT指導をはじめ幅広く人材教育サービスを手掛けるインソース営業本部の小島圭氏はこう話す。

成長効果が期待できないOJT

 業務スキルの向上に効果のないOJTにはいくつかのパターンがある。