2010年のサッカーワールドカップ(W杯)で日本をベスト16に導いた岡田武史・元日本代表監督。14年からFC今治オーナーとして経営に携わっている。監督業も経営も、リーダーとしていかに自律したメンバーを育てられるかが問われると語る。

<span class="fontBold">岡田武史(おかだ・たけし)</span><br> 1956年大阪府生まれ。80年、早稲田大学政治経済学部を卒業。古河電気工業サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に所属した。90年に現役引退。ジェフ市原コーチなどを経て、98年、2010年と2度のワールドカップで監督を務めた。14年、FC今治のオーナーに就任(写真:的野弘路)
岡田武史(おかだ・たけし)
1956年大阪府生まれ。80年、早稲田大学政治経済学部を卒業。古河電気工業サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に所属した。90年に現役引退。ジェフ市原コーチなどを経て、98年、2010年と2度のワールドカップで監督を務めた。14年、FC今治のオーナーに就任(写真:的野弘路)

 58歳でFC今治オーナーになるまで、会社経営はしたことがありませんでした。一番の違いは、プロであるサッカー選手ならパフォーマンスが出なければ「クビだ」と言えますが、社員の場合はそうはいかないことだと思います。全然違うなと考え、いろんな本を読んだり経営者に会ったりしました。

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