上司や待遇への不満から「こんな会社辞めてやる」と思ったことはないだろうか。転職先で役に立ちそうな顧客リストや技術資料は目の前にある。これを持って出ていけば、社外でもっと高い評価が得られるはず──。

 そんな邪心に惑わされる人が後を絶たない。企業秘密を不正に持ち出した不正競争防止法違反(営業秘密侵害)で2020年に38人が検挙され、過去最多となったことが3月25日、警察庁のまとめで分かった。

産業スパイ行為を働いたとして逮捕される会社員が増えている。写真はイメージ(写真:PIXTA)

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