「1番下の平仮名まで見えますか」「1番と2番では、どちらが見やすいですか」
眼鏡専門店オンデーズ(東京・品川)の川崎ダイス店(神奈川県川崎市)。視力検査を担当するスタッフの問いかけに、客が順番に答えていく。
眼鏡店のよくある光景に見えるが、スタッフがいるのは東京・品川の本社。オンデーズは、本社と店舗を専用回線でつなぎ、遠隔で視力検査を実施している。今年3月に一部店舗で開始し、今では国内149店舗の3分の1で導入済み。明石拡士営業部長は「月に15店舗のペースで導入している。来年には全店に導入したい」と意気込む。

コロナ禍の感染対策として俄然注目を浴びている非対面の接客。だが、オンデーズは急ごしらえで導入したわけではない。「地方の店で、人材の採用が難しくなっていた」(明石氏)ことから、人出不足を解消する切り札として、コロナ禍以前から構想を練っていた。
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