新型コロナウイルスをきっかけに在宅勤務が広がり、生活のあり方が大きく変わっている。それに伴い、消費習慣も変化している。「以前は仕事帰りに夕食の食材を買っていたが、今は在宅勤務の傍らネットで注文する」といったように、買い物の方法も時間帯も変化しているだろう。日経ビジネスでは、読者の皆さんと「ニューノーマル時代の消費習慣」を考えていきたい。消費動向に関する体験談を募集する。

食事の宅配サービスは急速に浸透した。消費者の支出先が移っている(写真:PIXTA)
食事の宅配サービスは急速に浸透した。消費者の支出先が移っている(写真:PIXTA)

 新型コロナを機に、記者はウーバーイーツなどの食事宅配サービスを使うようになった。3月末以降、自宅で過ごす時間が長くなり、家事負担が増えたと感じたのがきっかけだった。

 4月中旬の原稿の締め切り前、少しでも時間がほしいと、食事を作る代わりに宅配サービスを利用してみた。アプリをダウンロードして、住所などの簡単な情報を入力。都内のカフェの弁当を頼むと30分ほどで届き、味も申し分ない。食事が届くまでの間、仕事に集中することができ、食後の片付けもほとんどせずに済む。

 簡便なのでその後も定期的に宅配サービスを利用するようになった。4月の利用は1回のみだったが、5月には5回となった。緊急事態宣言が明けても継続して使い、8月は7回、9月は12回利用した。

 宅配サービスのネックは割高感だ。ケース・バイ・ケースだが、店舗で買うと700円程度のハンバーガーセットが宅配だと配送料がかかるため1100円程度になることもある。定食では計1300円前後になるものを頼むことが多い。

 それでも定期的に宅配を利用するのは、飲み会の機会が大幅に減ったからだ。緊急事態宣言解除後も自宅で仕事をする時間が増え、仕事帰りに同僚と飲みに行くことも少なくなった。宅配は割高といえども、飲み会よりは安上がり。食費全体で見れば、コロナ前よりも減っている。

 このように新型コロナで消費の仕方が変わった読者も多いのではないだろうか。「巣ごもり消費」「応援消費」「オンライン飲み会」などコロナ禍に関連した新しい消費のキーワードはすっかり定着した。新しい消費の潮流について、読者の皆さんと考えてみたい。

 コロナ禍を機に新しく買うようになったものやサービスなど、読者の皆さんの「コロナ禍で変わった消費」のエピソードを募集します。今後の記事で、いただいた意見を基に皆さんと一緒に「ニューノーマル時代の消費」を考えていきます。

 【コメント投稿の方法】

 あなたが考える「ニューノーマル時代の消費」について教えてください。ポイントは以下の3つです。

(1)コロナ禍をきっかけに、新たに買うようになったものや利用するようになったサービスはありますか。「以前は外食が多かったが、調理家電を充実させて自炊している」など、皆さんのエピソードを募集します。

(2)上記の(1)でご回答いただいた中で、コロナ禍が落ち着いた後も、残りそうな習慣はありますか。「日用品や生鮮品の買い物もネットでできるとわかった。出社勤務に戻ってもネットで買おうと思っている」など、ご意見を募集します。

(3)新型コロナをきっかけに、商品を選ぶ基準は変わりましたか。「買い物の回数を減らすため、大容量のものを買うようになった」「地球環境に優しい、サステナブルな商品を選択するようになった」など、ご意見をお寄せください。

 上記の1~3について、答えられるポイントだけでも結構ですので、番号を明記の上、コメント欄にご意見を投稿してください。その他にも「ニューノーマル時代の消費」を考えるヒントになるご意見もコメント欄にお寄せください。多くの投稿をお待ちしております。

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