ゆうちょ銀行の失態が止まらない。
NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」や、「PayPay」など外部のキャッシュレスサービスと連携した口座から預金が不正に出金された事件に続いて、自社のVisaプリペイドカード「mijica(ミヂカ)」でも不正な送金が発覚した。
不正利用者は8月8日、9月6日、9月15日、カードの利用者になりすまして、犯罪者側のカードにお金を不正に送った。被害は54人、約330万円。mijica以外の外部のキャッシュレスサービスの被害も、当初の3倍以上となる約380件、約6000万円(9月22日時点、利用者の申告ベース)に膨らんだ。
外部サービスとの連携だけでなく、自社サービスでもセキュリティーの甘さが露呈した。ゆうちょ銀の池田憲人社長は9月24日に開いた記者会見で、「キャッシュレス決済サービスに関する総点検」を表明せざるを得なくなった。

新たに不正送金が明らかになったmijicaは、ほかの銀行にない一風変わったサービスだ。
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