(写真:西村尚己/アフロ)
(写真:西村尚己/アフロ)

 「ドコモショック」がキャッシュレス業界に深刻な打撃を与えている。

 NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」に端を発した銀行の預金流出の被害が膨らんでいる。ゆうちょ銀行では9月16日夕の109件約1800万円から、翌17日夜には136件2150万円に増えた。

 セキュリティーの甘さを批判する声が高まる中、ゆうちょ銀行の田中進副社長は16日の記者会見で、「(キャッシュレス)事業者には、2要素認証を強く導入していただきたいとお願いしていた」と発言し、物議を醸している。

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