総合商社大手の丸紅は1月26日、北米の穀物事業子会社ガビロンの売却と、関連事業の再編を発表した。丸紅は2013年、同社を約2700億円かけて買収。「和製穀物メジャー」を目指す橋頭堡(きょうとうほ)として話題を呼んだが、穀物価格の低迷などによる業績不振が悩みの種となっていた。一方、足元では世界的な商品市況の回復で、ガビロンにもたらす利益は膨らんでいただけに競合からは驚きの声も上がる。今、手放す理由とは。

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