瀬戸氏:ポストの数はかなり減りました。Zoomを使えば、多くの部下と効率的にコミュニケーションできるということが分かったことも、決断を後押ししました。

 コロナがなくても同じことを言い続けたと思いますが、コロナで強制的にリモート環境になったので、言い訳ができなくなりました。そもそも、こうした取り組みには、「自分が上である」こと自体が存在意義になっているような体質と決別する狙いもあります。全体的に、かなり若返ったと思います。

対象年齢を50歳以上から40歳以上に引き下げ

今回の1200人の希望退職プログラム「ニューライフ」とは別に、1年前に特別退職金を加算して支払うなどする「キャリアオプション制度」をスタートしています。今年2月に募集して約500人が手を挙げましたが、なぜ、改めて1200人の希望退職者を募集するのですか。

瀬戸氏:キャリアオプション制度は純粋にベネフィットの位置づけです。自分のキャリアを延ばしていくことは難しいと自分自身で判断した人に対して、退職金を積みまして転職支援もするという制度です。いわゆる「早期退職」で、5年間実施します。本人が会社側と面談して、退職するかどうかを決めるというものではありません。

 一方、今回は「希望退職」です。本人が会社側の上司と話し合い、その結果として本人が難しいと思った場合に辞めていただくというものです。今回は一度きりのプログラムです。

 早期退職との違いは、自分で納得して辞めることを決断しても、不本意な部分は必ず残ると思うので、それに対してしっかりと加算金を支払うという内容です。そのため、キャリアオプション制度よりも、加算金の水準は大きくなります。

キャリアオプション制度では50歳以上が対象でしたが、今回は40歳以上へと対象年齢を引き下げています。なぜですか。

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