「固定観念を覆す」働き方を社員に求める

 1つ目の感染リスク対策は、いまだ新規感染者が毎日一定数出続けている状況を考えれば当然だろう。むしろ2つ目の理由に注目したい。なぜ、「これまでの固定観念を覆す働き方のアイデア」が重要なのか。ビールを主力とした既存事業をしっかりと運営するのならば、長年の間に確立された働き方の効率を高めていった方がいいという考え方もある。感染拡大が落ち着いたら、職場をファーストプレイスとする従来の働き方に戻るという選択肢もあるはずだ。

 そうしたくない事情が、キリンHDにはある。「固定観念を覆す働き方」を、酒類事業を取り巻く厳しい環境を生き抜き成長していくための原動力にしたいという、経営側の思惑だ。

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この記事はシリーズ「どうなる? 働き方ニューノーマル」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。