大阪市の阪急うめだ本店でデジタルカタログと呼ぶ新しいネット機能が本格的に動き出した。店頭で扱っているジュエリーとウォッチのブランドや品番を、ウェブサイト上で見てもらうサービスだ。「ネットで買ってください」ではなく「ネットで見てから、来てください」と訴える。消費を奪うEC(電子商取引)にどう対抗するか、手掛かりを得ようとしている。
「ECは本当に絶対必要なのかと考え、決済までは直結していなくてもいいと割り切ることにした」。そう語るのは、阪急阪神百貨店のデジタルイノベーション推進室でディビジョンマネージャーを務める北尾順一氏だ。

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