北朝鮮が極超音速ミサイルの発射実験に成功した(写真:KNS/KCNA/AFP/アフロ)
北朝鮮が極超音速ミサイルの発射実験に成功した(写真:KNS/KCNA/AFP/アフロ)

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松川るい参院議員は「抑止のための打撃力を全面的に他国に依存するのは正常ではない」とみる。このため、敵基地攻撃能力も日本の防衛産業の力で開発・維持すべきだと考える。このとき「憲法9条」や「専守防衛」との関係はどう整理するのか。同議員は「国際法を順守する。憲法9条は国際法に基づいて解釈すればよい」と考える。

(聞き手:森 永輔)

①日本の安全にとって必要不可欠、②製造や整備のために巨大な施設が必要、③ノウハウの維持・継承が必要な装備品、は政府の関与を強める。この基準に照らすと、次期戦闘機「F-X」の開発を日本主導で進めることにしたのは正しい選択ですか。

松川るい参院議員(以下、松川):そう思います。国内に技術とノウハウを蓄えることが必要。日本自身の能力を高めることが重要です。

 将来的には抑止力を高めるための中距離ミサイルやスタンド・オフ・ミサイルも国産化すればよいと考えます。日本はロケットの優れた技術を持っているのですから。信頼できる国からの購入もあってよいですが、打撃力を全面的に他国に依存する現状は正常とは言えません。

<span class="fontBold">松川るい(まつかわ・るい)<br />参院議員</span><br />自民党・国防部会長代理。1993年、東京大学を卒業し外務省に入省。条約局法規課課長補佐、アジア大洋州局地域政策課課長補佐、軍縮代表部(スイス)1等書記官、国際情報統括官組織首席事務官、日中韓協力事務局事務局次長(大韓民国)、総合外交政策局女性参画推進室長などを歴任して2016年に退職。同年、参院議員に初当選。菅義偉政権で防衛大臣政務官を務めた。(写真:菊池くらげ、以下同)
松川るい(まつかわ・るい)
参院議員

自民党・国防部会長代理。1993年、東京大学を卒業し外務省に入省。条約局法規課課長補佐、アジア大洋州局地域政策課課長補佐、軍縮代表部(スイス)1等書記官、国際情報統括官組織首席事務官、日中韓協力事務局事務局次長(大韓民国)、総合外交政策局女性参画推進室長などを歴任して2016年に退職。同年、参院議員に初当選。菅義偉政権で防衛大臣政務官を務めた。(写真:菊池くらげ、以下同)

弾道ミサイルの迎撃に使用する「SM-3ブロックIIA」を日米で共同開発する際、「ロケットモーター」を提供するなど日本企業は技術力を示しました。

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