中国の対抗措置、ドルの信認低下の不安は?

米国が自由主義の旗を掲げ続けているのは安心材料です。しかし、このエコノミック・ステイトクラフトの手法は有効でしょうか。米国が半導体などの輸出を規制してファーウェイを追い詰めれば、中国も対抗措置を講じます。例えば、半導体産業の育成を強化し、自給率の向上を図るでしょう。中国政府は半導体の自給率を2025年には70%を目指すとしています。なので、エコノミック・ステイトクラフトの手法は短期的には有効でも、長期的には中国の経済力を高めることにつながるのではないでしょうか。もちろん自給率の目標を達成するのは難しいとの見方も出ていますが。

國分:米国は「そうなっても構わない」と考えているのだと思います。これには2つの意味があります。

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