経済安全保障は「排除」よりも「包摂」

伝統的安全保障と経済安全保障の違いについて伺います。伝統的安全保障は、どちらかというと対立・排除の色彩が濃い印象があります。日本の主権や独立、領域、国民の生命・身体・財産の安全を侵す存在を排除する――。これに対して経済安全保障は、これまでのご説明を踏まえると、価値やルールを守ることに重きがある。したがって、今は対立している国でも、この価値やルールを受け入れるならば排除することはない。

佐橋氏:そうですね。伝統的安全保障が守る対象は「平和」と「安全」。他方、経済安全保障は「繁栄」に重きがあると整理できます。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1430文字 / 全文4706文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「森 永輔の世界の今・日本の将来」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。