中国が挙げる3つの選択肢に共通するもの

アジア通として知られるカート・キャンベル氏がホワイトハウスの安全保障チームに加わりました。中国は同氏の存在をどう評価しているのでしょう。

小原:キャンベル氏個人に対する評価は耳に入ってきません。キャンベル氏が執筆した論文などは研究し分析していますが。ただし、バイデン政権全体については、厳しく捉えてもいます。トランプ政権のような「破壊的な行動」は取らないであろうものの、制裁を解除することもない、と。

 中国は米国との関係をめぐって3つの選択肢を言い始めています。第1は競争プラス協力。第2は競争主導。第3は競争プラス対立です。

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