(写真:PIXTA)
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 景気後退に直面したときに高まるといわれる自殺のリスクはどのようなものなのか。そして、取り得るべき手立てとしてはどのような方法が考えられるのか。今回は連載1回目に登場した精神科医の夏目誠氏が、日本経済が後退したバブル崩壊後の1990年代とリーマン・ショック後の2000年代後半に診察に当たった患者の例を振り返る。

 「恥ずかしい話ですが…」。当時40代後半、自殺を考えていた男性はうつむきながら、診察室でこう切り出した。バブル崩壊後、失業率上昇などが現れていた社会情勢下だった。

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この記事はシリーズ「新型コロナ、もう1つの命の危機」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。