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 空室率が1%を切るなど好況に沸いていた東京のオフィス市場だが、新型コロナウイルスの感染拡大で状況は一変した。リモートワークの普及で、需要のけん引役だったスタートアップの間では業績の好不調に関係なく、オフィスを縮小・廃止しようという動きが広がりつつある。

 「生産性のないオフィスに高い賃料を払う。そんな経営者はセンスがないって言われるようになりますよ」──。IPTech特許業務法人の湯浅竜COO(最高執行責任者)はこう断言する。

緊急事態宣言により、スタートアップが集まる渋谷でも人影が消えた(写真は4月8日撮影)