―― そういえばあの団地のシーンはいつ撮ったんですか?

江口:実はとても運がよかったんですけど、新型コロナで撮影が中断して、スケジュールが押したって話を最初にしましたよね。でも、中断前に団地が全部撮りきれたんですよ。

―― なんと。

「団地を撮りきれば、公開できる!」

江口:団地を撮っている途中から徐々に「ちょっと中断になるかもな」という話がだんだん出てきてたんですね。これも岡田さんやらスタッフと言っていたのが、「団地を撮りきれたらこの映画は公開できる」って。別に根拠はないけどみんなそんなふうに言っていて。

―― でもそれは観るとすごく分かります。あれを撮れたら公開しないわけにはいかないでしょう。

江口:そうなんですよ。たまたまそういうスケジュールだったというのもあって、とにかくもう冒頭から団地、団地、団地押しでやっていた。普通に考えるとあんな重いアクションって、現場が慣れてくるまで待って、もうちょっと後半に持ってくるはずなんですけど、いろいろな都合でもうスケジュールの頭だったので。

―― えっ、あれが頭(笑)。

江口:そう、大変だった。

―― 役者さんってすごいな。

江口:すごいな。

―― 新型コロナって、そういう「仕事の段取り」というのをむちゃくちゃにしちゃったというところもありますよね。一方で、「案外これが、うまくはまったりして」なんてこともあったりして。

江口:僕は圧倒的にそう思います。今回も撮影が途中で中断したんですけど、幸い中止にはならず、こうしてようやくですが公開できることになりました。中断の期間も、せっかく時間ができたので、残りの撮影の準備の時間が増えたなと考えることにしようと思って、相当コンテも書き直したりもしましたし。

―― あ、さっき(こちら)伺った、「いちばんねちねち時間をかけたいところ」に、中断時間を当てることができたんですね。それはいいお話をいただきました。これで何とかまとまると思います。今日はありがとうございました。

江口:ありがとうございました。

―― そういえば、スケボーをお持ちですが普段運動していらっしゃるんですか。何かちょっと丸っこくなったような気がしますけど。

江口:そうそう。だからついこの前、人間ドックに行ったら内臓脂肪がひどいと言われて、今まさにダイエットを始めたところです。

―― あらま(笑)。コロナ太りってやつですか。やられましたね。

江口:しゃーしか!(笑)

(写真:大槻 純一)
(写真:大槻 純一)

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