欧米企業はもとより、日本でも有力企業が次々に「パーパス(存在意義)」を発表しています。社会や人々の価値観が揺れ動いているなかで、「パーパス=存在意義」を見直すことは、社内外の共感と信頼を獲得するために不可欠となっているからです。

 ところが、そもそもパーパスとは何か、どのように決めるのか、いまひとつ理解しにくいところもあります。そして、実際にマーケティングやブランディングの現場でどのように運用するのか。

 付け焼き刃の取り組みは、逆効果を生みかねません。パーパスは「決めて終わり」ではなく、「浸透させる」ことのほうがはるかに重要で、時間も手間もかかります。ステークホルダーから「パーパスウオッシュ(パーパスと実際の行動がかい離しているなど、見せかけだけの状態)」と見なされた場合、逆に大きなリスクになりかねないのです。

 日経ビジネスLIVEは日経クロストレンドと共同で、8月23日(火)19:00~20:30に「『クイックル』と『午後の紅茶』の人気はなぜ続く? 花王とキリンビバレッジのブランド責任者に学ぶ『パーパス』」と題して、ウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、パーパスを軸にしたブランディングやマーケティングに取り組む花王の佐鳥翼氏と、キリンビバレッジの加藤麻里子氏。ロングセラー商品のブランド戦略を推進するお二人に加え、多くの企業のブランド戦略を支援するSMOの齊藤三希子氏もモデレーターとして参加。ウェビナーの後半では視聴者の皆様からの質問にお答えしながら、議論を深めていきます。ぜひご参加ください。

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