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東大の突破力 「知」はコロナ後の日本を救えるか

完結
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仏教とビジネス 異色のコンビが実務家教員をそろえ起業家を育成
仏教系の武蔵野大学が2021年4月、「アントレプレナーシップ学部」を開設する(設置構想中)。Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏を学部長に招聘し、実務家の教員ばかりをそろえた異色の学部が目指すものとは。
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「なぜ早稲田大は改革を急ぐ必要があるのか」 田中愛治総長に聞く
早稲田大学も世界のトップ校に並ぶ教育力、人材育成を目指して改革に動く。教員の国際公募を本格化し、学生には日本語、英語両方による論理性構築教育、そして数学、統計学などを全学生で学ぶ文理融合も積極的に進める。就任以来、改革を…
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「生存競争」の私大、ヒエラルキーより独自性重視へ
日本の知をリードする東京大学で進む大胆な改革。人口減、グローバル化への対応などおいてには、それに続く大学群でも改革は必須だ。特に私立大学では「経営」に直結する。世界の有力校と競う、企業・地域のニーズに合わせる、まず縮小均…
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「9月入学論争」に欠けている視点 東大はなぜ見送ったのか
9月入学に移行すれば子どもたちの学習の遅れは取り戻すことができ、“国際標準”の教育日程も実現できる――。現在世間を賑わせている「9月入学」論争だが、過去に導入を検討したことあるのが東京大学だ。大学の国際化が大きく遅れてい…
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「東大はすごく優秀な『企業』」 ソフトバンクも舌を巻く産学連携
ソフトバンクやダイキン工業、米IBM――。大手企業との産学連携を相次いで打ち出している東大。国からの資金に頼れないなか、「経営体」として自ら資金を生む仕組みをつくり始めた。ビジョンを示し資金支援を獲得する姿はまるで企業の…
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オリックス宮内氏、大学改革の壁は「教職員の“民意”への配慮」
現在の大学教育には経済界からも様々な注文が付く。「日本の大学はガバナンス(組織統治)が不全に陥っている」と不満を述べるのは、オリックスの宮内義彦シニア・チェアマンだ。どこに課題があるのか。その問題意識を聞いた。
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なぜ東大の予算は2500億円で、スタンフォード大は1兆円超なのか
良質の研究を生み出すには「お金」がいる。国からの予算が先細る中、大学は民間資金を活用して研究費を獲得していかなければならない。「アカデミック・キャピタリズム(大学の市場化)」との批判も強いが、大学全体に資金を循環させる「…
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「国立大学法人化は失敗だった」 有馬朗人元東大総長・文相の悔恨
2004年に国立大学が法人化して以降、年々減少が続いている国立大運営費交付金。この法人化の方向性を決めたのが、1998~99年に文部大臣に就いていた元東京大学総長の有馬朗人氏だ。大学に自主性が生まれるといった期待があった…
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AI研究の第一人者、東大・松尾研でも起業ラッシュ
東大は他大学の追随を許さぬ、日本一の「起業家輩出校」だ。果たして東大発ベンチャーが日本経済のけん引役になる日は来るだろうか。コロナ危機で経済が大打撃を受けた今こそ、その真価が問われている。
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[予告]新連載:東大の突破力 「知」はコロナ後の日本を救えるか
2015年に就任した五神真総長が積極的に産学連携を進めてきた東京大学。昨年12月には人工知能(AI)の分野でソフトバンクと共同で研究所を設立すると発表。起業家育成でも18年にインキュべーション施設「アントレプレナーラボ」…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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