世界で大混乱をもたらしている新型コロナのパンデミックは、既存の枠組みを大きく変えそうだ。100年に一度ともいわれる事態に、各国ではそこから脱する模索が続いている。社会のあり方が変容し、新しい形を見いだそうとする中、今後重みを増すのものの一つが、「知」の最先端を担う大学だ。日本の「知」の最高峰である東大の実力とはどのようなものか。そして、その東大を先頭とする日本の大学の「知」を今後生かしていくためには何が必要かを考える。(写真:MASATO TSUBAKI/SEBUN PHOTO/amanaimages)