シリーズ
菊池貴之のデータで斬る産業の今

完結
5回
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コロナ禍がまく会計不正の種 20年3月期は1.5倍に
日本公認会計士協会の調査によると、2020年3月期に粉飾決算などの会計不正を公表した企業は46社(3月末時点では調査中が8社)とこの5年で最も多い水準となった。まだコロナ禍は直接関係ないとみられるが、企業が業績低迷に苦し…
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日本の国際競争力、過去最低34位 コロナ禍を逆転の転機に
日本の国際競争力の低下に歯止めがかからない。6月16日、スイスのビジネススクールIMDが出した「2020年版世界競争力ランキング」で日本の順位は過去最低となる34位に沈んだ。19年版の30位からさらに後退した。特に足を引…
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決算説明会は9割減 新型コロナで企業のIR活動も「リモート化」
445→31。日本証券アナリスト協会が4~6月に実施した投資家向け決算説明会の19年と20年の開催数の違いだ。新型コロナウイルスの流行を受け、アナリスト協会は4、5月の説明会の開催を中止(無観客での動画、資料掲載は対応)…
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ヤリス前年比78%増 全車種併売でみせた「販売のトヨタ」
新型コロナウイルスの流行が生産、販売に影響し、5月の国内販売の全需(軽自動車含む)は前年同月比44.9%減の21万8285万台と落ち込んだ。そんななか存在感を示したのが、トヨタ自動車が2月に発売した小型車「ヤリス」だった…
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利益は1台27万円 トヨタがコロナ禍でも「落ち着いている」理由
新型コロナウイルスの影響が生産や販売を直撃し、大半の国内自動車メーカーが21年3月期の業績見通しを発表できない状況だ。そんななかでも唯一、今期業績見通しを発表したトヨタ自動車。リーマン・ショック後、着実に収益性を高めてき…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回