ファナックの事実上の創業者で名誉会長の稲葉清右衛門氏が2日に死去した。95歳だった。工作機械に指令を出すNC(数値制御)装置、産業用ロボットを伸ばして同社を世界的企業へと導いた。工場の自動化によって日本の自動車や工作機械など強い製造業のものづくりの根幹を支えた。強烈なリーダーシップによる超ワンマン経営が注目されたが、経営者としての本質は世界の潮流を読む力、そして即断即決の行動力にあった。

1980年代には米GMや米GEと合弁を設立。FAブームを巻き起こすと話していた(写真:中西 昭、89年撮影)

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