電気自動車(EV)などの電動車両を災害復旧に活用する動きが広がっている。荏原実業と三菱自動車は来春にも、停電した下水道インフラに迅速に給電し、マンホールから水があふれ出す被害を低減する新システムを発売する。三菱自には、電動車両の自治体向け需要を掘り起こす糸口になればとの思惑もある。

 東京ビッグサイト(東京・江東)で8月2~5日に開かれた「下水道展’22東京」。下水道事業を管理する地方自治体向けに最新技術を紹介する展示会で話題をさらったのが、水処理施設の設計などを手掛ける荏原実業と三菱自動車との異色のコラボだった。

 出展したのは、両社が共同開発中の「災害停電時マンホールポンプ起動支援システム」。頻発する豪雨災害を受け、電気自動車(EV)など電動車両の蓄電池を活用して停電した下水道インフラを早期に復旧し、マンホールから水があふれ出る被害を低減する狙いだ。

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