顧客や社会の課題を解決する「ソリューションカンパニー」への転換を打ち出したセイコーホールディングス(HD)。時計、デバイス、IT(情報技術)サービスといった従来の事業の枠を超えて、技術や知見を結集しようと動き始めた。狙いを定める医療や社会インフラなどの領域でシナジー(相乗効果)を発揮できるかどうかに、老舗グループの再成長がかかっている。

 グループを挙げて再成長を図るには、顧客のニーズが何か、社会の課題をどう解決すればよいかといった視点が必要だ。そこで、セイコーは従来「ウオッチ」「電子デバイス」など製品ごとだった事業区分を4月に見直した。

 時計など感性に訴える商品を手掛ける「エモーショナルバリューソリューション(EVS)」、精密部品の「デバイスソリューション(DS)」、ネットワーク系などの「システムソリューション(SS)」の3つに改めた。セイコーHDの服部真二会長は「3つのドメインをDX(デジタルトランスフォーメーション)でつないでシナジーを生み出したい」と意気込む。

[画像のクリックで拡大表示]

 B to B(企業向け)とB to C(消費者向け)の双方の事業を抱え、ハードからソフトまで幅広い製品・サービスを手掛けるのがセイコーの強み。それらを生かすことで、成長を期待する医療やスポーツ、環境関連といった分野へのソリューション提供を目指す。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3082文字 / 全文3672文字

【初割】月額プランが3月末まで無料

人気コラムも、特集もすべての記事が読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、11年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「インダストリー羅針盤」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

2/22ウェビナー開催、ウクライナ侵攻から1年、日本経済「窮乏化」を阻止せよ

 2022年2月24日――。ロシアがウクライナに侵攻したこの日、私たちは「歴史の歯車」が逆回転する光景を目にしました。それから約1年、国際政治と世界経済の秩序が音を立てて崩壊しつつあります。  日経ビジネスLIVEは2月22日(水)19時から、「ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済『窮乏化』を阻止せよ」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、みずほ証券エクイティ調査部の小林俊介チーフエコノミストです。世界秩序の転換が日本経済、そして企業経営にどんな影響を及ぼすのか。経済分析のプロが展望を語ります。視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。 

■開催日:2023年2月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済「窮乏化」を阻止せよ
■講師:小林俊介氏(みずほ証券エクイティ調査部チーフエコノミスト)
■モデレーター:森 永輔(日経ビジネスシニアエディター)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。