鉄鋼業界で再編機運が高まっている。世界経済の落ち込みによって鉄鋼需要が急減する見通しで、鉄鋼各社は高炉休止に踏み切った。ただ製造業不況の衝撃は大きく、自助努力では吸収するにも限界がある。浮上するのが日本製鉄と神戸製鋼所、もしくはJFEホールディングスも含めた会社の垣根を越えた事業再編の構想だ。

日本製鉄の大分製鉄所(大分県大分市)。競争力が高いと評価されている(写真:共同通信)
日本製鉄の大分製鉄所(大分県大分市)。競争力が高いと評価されている(写真:共同通信)

 「(神戸と)上工程を再編するメリットは大きい」。5月下旬、ある日鉄幹部は神鋼との鉄鋼事業の提携強化に関心を抱いている胸の内を明かした。日本製鉄と神鋼は提携して株式を持ち合っている。子会社の道路関連事業を統合するなど関係は良好だ。かねてから次に大不況が訪れれば、日鉄は神鋼と最後の鉄鋼再編に踏み切ると噂されてきた。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1950文字 / 全文2264文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「インダストリー羅針盤」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催 西口一希氏とミスミに学ぶ 会社を成長させる「顧客理解」

 これまで約40社の経営を支援してきたStrategy Partners代表の西口一希氏。「成長の壁」に悩む多くの経営者に対して「企業の成長に伴い、顧客よりも財務の数字や組織運営に関心を向けてしまう問題」の大きさを指摘してきました。
 日経ビジネスLIVEでは、成長の壁に悩む経営者や事業責任者、さらに現場で取り組む層に向け、西口氏が『顧客起点の経営』について語るウェビナーを2週連続で開催します。ぜひご参加ください。


■第1回:2022年7月5日(火)19:00~20:00(予定)
■テーマ:なぜ企業の成長は止まるのか? すべてのカギを握る顧客理解
■講師:『顧客起点の経営』著者・Strategy Partners代表 西口一希氏

■第2回:2022年7月12日(火)19:00~20:00(予定)
■テーマ:顧客を分析、ニーズに対応して急成長 ミスミ「meviy(メビ―)」事業に学ぶ
■講師:西口一希氏、ミスミグループ本社 常務執行役員meviy事業担当・ID企業体社長 吉田光伸氏

■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料(事前登録制、先着順)。

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。