日本の宇宙輸送を担う新型ロケット「H3」の開発が大詰めを迎えている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は1回あたりの打ち上げコストを従来比で半分の約50億円に減らそうと設計や製造を工夫した。2021年度の打ち上げを目指すが今後、米スペースXなど海外勢との厳しい競争を勝ち抜けるのだろうか。

H3は衛星や探査機を宇宙へ輸送するためのロケットで、現在の主力であるH2Aの後継機として開発が進められている。機体の主要部分について製造や動作確認にメドがついたため、今後、H3は発射場がある鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げに向けた試験を始める。
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