国内需要の喚起に向けて7月22日に開始が予定されている、国内旅行の代金を補助する「Go To トラベル」事業。首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での実施に、全国の首長からは反対意見も出ている。青森県むつ市の宮下宗一郎市長もその1人。13日の市の会議では「感染が拡大している局面でやること自体、愚かだ」と批判し、市の観光関連施設の休業などの検討を始めた。国土交通省出身でもある宮下市長に発言の真意を聞いた。

<span class="fontBold">宮下宗一郎氏。</span><br>2003年国交省入省。都市局まちづくり推進課長補佐、外務省在ニューヨーク日本国総領事館領事などを経て、14年より現職。1979年生まれ。
宮下宗一郎氏。
2003年国交省入省。都市局まちづくり推進課長補佐、外務省在ニューヨーク日本国総領事館領事などを経て、14年より現職。1979年生まれ。

むつ市の新型コロナウイルスによる影響はどのような状況ですか。

宮下宗一郎・むつ市長(以下、宮下市長):むつ市では現在のところ、感染者は出ていません。

 ただ、市内経済は観光業を中心に大きな被害を受けています。ホテルによっては売り上げが9割減というところもあります。バスやタクシーも打撃を受けました。

そうした状況ですが、22日から始まる「Go To トラベル」事業に反対を表明されています。なぜでしょうか。

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