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学校法人駿河台学園(東京・千代田)は4月30日、駿台予備学校の全校舎で7月中旬まで対面授業を休講すると発表した。同校ではAI(人工知能)教材を活用したオンライン授業を5月7日から提供している。一部では対面での授業を再開する学習塾なども出てきている中、いち早く7月中旬まで休講を決めたのはなぜなのか。駿台予備学校の斎藤昌一教務本部長に聞いた。

斎藤昌一・駿台予備学校教務本部長(東日本担当)

国による緊急事態宣言の延長が発表される前に、7月中旬まで全校舎で対面授業休講を決めました。なぜこのような決定をしたのでしょうか。

斎藤昌一・駿台予備学校教務本部長(以下斎藤氏):緊急事態宣言の発令後、生徒の健康と安全を考えて4月から対面授業をやめ、AI教材を活用した遠隔授業に切り替えてきました。その後も新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないため7月中旬まで全校舎で対面授業の休講を決めました。

 こうした決定ができたのは、映像授業の配信に加え、AI教材の活用やチャットなどのコミュニケーションツールを使ったコーチングにより、対面授業とほとんど変わらない教育環境を生徒に提供できていることが大きい。授業の配信やAI教材の活用だけでは不十分で、コーチングをすることが極めて重要です。

緊急事態宣言が解除されると、対面での授業の再開を望む生徒や保護者も出てきそうです。