シリーズ
大西綾のリアル×デジタルお遍路

歌舞伎鑑賞と庭巡り(好きなスポットは臥龍山荘)、そこそこの運動、と趣味はリアル空間に集中しています。(写真:shuuichi / PIXTA)
15回
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抜け穴の「白ナンバー」も 企業に迫られる飲酒運転対策
飲酒していたトラック運転者が引き起こした、痛ましい児童5人の死傷事故。顧客の荷物を有償で運ぶ「緑ナンバー」のトラックには酒気帯びチェックが義務付けられてきたが、事故を起こしたのは自社の荷物を運ぶ「白ナンバー」の自家用トラ…
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レッサーパンダ舎に約1.7億円 相続に「思い」乗せる遺贈寄付
年間50兆円とされる日本の相続財産市場。若い世代に資産が回らない課題がある中、注目を集めるようになったのが、故人の遺言に基づいて財産を寄付する「遺贈寄付」。動物園の新しい施設が故人の遺志で生まれるなど実績も出てきた。
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日本のシニアと在留外国人、交流アプリで防ぐ2つの「孤独」
縁遠かったコミュニティー同士をビデオ通話アプリで橋渡しする取り組みが始まった。日本のシニア層が、在留外国人などの日本語学習者の話し相手になる。コロナ禍で人間関係が希薄になりがちな中、「孤独」を防ぐ仕組みとして自治体も熱視…
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ウィズコロナの解はどこに、「無観客」テニス大会の挑戦
新型コロナウイルスの感染拡大で多くのスポーツ大会が中止に追い込まれる中、プロアマ混在のテニス大会が開催された。「選手にとっての仕事場であり戦場」をどのように用意するか。無観客での開催を決めた運営チームは、クラウドファンデ…
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出前館が専用キッチン開設 ラストワンマイル物流、新たな覇権争い
出前館が2020年12月、1つのキッチンを複数の飲食店に利用してもらうクラウドキッチンの拠点を都内に開いた。競合のサービスにはない特徴的な飲食店を集め、コロナで増える宅配需要をさらに広げようとしている。狙うのは目先のビジ…
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コロナ禍でも大量出店時代 「EC化率」は死語に?
新型コロナウイルスの感染拡大は収束が見通せず、リアル店舗は厳しい環境が続く。だが、ワークマンが出店を拡大し、中国・アリババ集団がスーパーマーケットを買収するなど、リアルで攻勢をかけている企業は少なくない。化粧品や日用品、…
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ドコモ口座不正、地銀の脆弱性がカモに
NTTドコモが運営する電子決済サービス「ドコモ口座」の不正利用が発覚した問題で、ドコモの本人認証の甘さに加え、地方銀行の情報管理の脆弱性も指摘されている。ドコモがサービスの利用拡大を急いだ側面もあるが、ドコモの管理体制を…
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7年越しのFB裁判、結末が引き起こす米欧のデータ獲得競争
2020年7月に欧州司法裁判所の示したとある判断が波紋を広げている。同裁判所が、米欧間で締結した個人データの移転を認めたルールを「無効だ」と判断したからだ。この司法でのやり取りは7年前にオーストリアの弁護士でプライバシー…
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ポイントがリアル店舗の救世主になるか 楽天と東急が協業
楽天は東急と設立した共同出資会社で、楽天の共通ポイントやインターネット通販で得たデータを、実店舗の運営や効率的な情報配信に生かす。共通ポイントはオンラインとオフラインの重要な接点となり得る。新型コロナウイルスの感染拡大で…
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コロナ禍で広がるリモート結婚式 自宅でお祝い&食事は宅配
新型コロナウイルスの感染拡大により、結婚式をリモートで開催する取り組みが広がっている。イベントの演出やプロデュース事業を手掛けるスペサン(東京・文京)はリモートの結婚式のプロデュースに加え、ケータリング会社と提携しゲスト…
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普及低迷マイナンバーカード、キャッシュレスは突破口になるか
新型コロナウイルス感染拡大に伴う特別定額給付金で改めて注目を集めたマイナンバー制度。ICチップ入の入った「マイナンバーカード」の普及は16%ほどにとどまる。改善に乗り出した政府はキャッシュレス決済と連携したポイント還元策…
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新型コロナで電子政府へ再出発 第一歩は「デジタル身分証」
特別定額給付金や政府によるマスクの配布など、政府の新型コロナウイルスへの対応ではデジタル化の遅れが指摘されることが多くなった。「自分が自分であること」を証明できるサービスがスムーズに進まなければ、政府が言うような「世界最…
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コロナが変えるデジタル生活 SNS起点の「ステイホーム型」に
新型コロナウイルスの感染拡大により、「Stay Home(ステイホーム)」が定着しつつあるが、デジタル空間でも変化が起きている。SNS(交流サイト)では人とのつながりを求めるものから、自分と趣味嗜好の似たユーザーが集まる…
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消えた雇用契約書2000枚 「Zoom入社式」機に紙文化見直し
新型ウイルスコロナの拡大により在宅勤務にシフトしつつある日本企業の働き方だが、妨げとなるのがハンコや紙文化ともいわれている。だが、感染拡大を受けて、約2000枚もの紙を減らした企業もある。紙文化からの移行は何も特別な会社…
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90万人が見た「動画卒業式」 コロナ禍で進む十代のデジタル生活
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言は延長される可能性が高くなっている。小中学校の休みもさらに続くことになり、危機意識を強くする若者は少なくない。リアル空間の行動が制限されるなか、デジタルとうまく付き合う若者…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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