会社に“おんぶに抱っこ”では個人は危機を乗り切れない

 アソブロックと同じように社員の副業を前提とし、「専業禁止」を掲げるのは、IT企業エンファクトリー(東京・渋谷)だ。2011年4月、創業者の加藤健太社長はリーマン・ショックや東日本大震災など社会の大きな変化を目の当たりにして、「個人がどこでも生きていけるほどの力を養いたい」として決めた。

 社員約40人のうち兼業経験者は7割程度。子育て中の社員や、入社したばかりの若手社員を除けば、ほとんどが当てはまる。兼業社員は別の会社で勤務するのではなく、フリーランスとしての業務委託か起業を選択している。加藤社長は、「受注から納品、確定申告まで自分でやることで目線が高くなる。会社でも自分の役割を能動的に見つけられるようになる」と話す。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1676文字 / 全文3310文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題