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JR九州は新型観光列車「36ぷらす3」の運行を始める。ローカル線を主に利用していたこれまでの観光列車とは異なり、各県庁所在地を結ぶ幹線を走るのが特徴だ。人口減やコロナの影響で、幹線にも乗客減の波が押し寄せている。九州で最も赤字を出している区間は、実は幹線の中にある。ローカル線の活性化に一定の成果を上げた観光列車で幹線をテコ入れし、九州全域の鉄道ネットワーク維持を目指す。

「36ぷらす3」は特急電車として走っていた6両を改造した

 「新型コロナとこの夏の豪雨災害でいつもと違った状態だが、この列車を起爆剤として、九州を日本、世界にアピールしていきたい」。10月16日から運行を始める新型観光列車「36ぷらす3」を目の前にして、JR九州の青柳俊彦社長はこう語った。

 不採算のローカル線を多く抱えるJR九州は、移動手段ではなく乗ること自体が旅の目的になる観光列車に力を入れてきた。3年半ぶりの新型車両となる36ぷらす3は、「2年半前から社内で議論を重ねてきた」(青柳社長)結果、これまでの観光列車とは大きく異なるものとなった。