JR東日本の「オフピークポイントサービス」、東京メトロの「休日メトロ放題」などポイントサービスを使った取り組みが首都圏の鉄道各社で広がっている。狙いは時差通勤の促進、週末の利用促進などさまざま。そして、その先に見据えるのは時間帯や曜日に応じた変動運賃の実現だ。

 月2000円を支払えば、土曜・日曜・祝日が乗り放題になる――。5月に東京メトロが実施した「休日メトロ放題」のトライアルに、約6000人が参加した。

 といっても、参加者に専用の乗車券が配布されたわけではない。使うのはICカードのPASMO(パスモ)。ただし事前に東京メトロのポイントプログラム「メトロポイントクラブ(通称:メトポ)」に登録しておく必要がある。ここが休日メトロ放題の肝だからだ。

東京メトロが5月に試行した「休日メトロ放題」
東京メトロが5月に試行した「休日メトロ放題」

 このPASMOを使って土曜・日曜・祝日に東京メトロを利用すると、通常通り運賃が引かれていく。約束と違うではないか……、と思われるかもしれないが、7月に全額がメトポとして戻ってくる予定になっている。メトポはPASMOにチャージできるので、利用者の負担は最初に支払った2000円だけで済む、というわけだ。

 東京メトロが休日メトロ放題のトライアルに踏み切った背景には、利用客の大きな減少がある。

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この記事はシリーズ「佐藤嘉彦が読む鉄道の進路」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。