東京都心と成田空港を結ぶ京成電鉄「スカイライナー」が、途中駅への臨時停車を始めた。訪日客の需要を見込んで増発したところに新型コロナウイルスが発生し、接続の需要などが見込めそうな駅で止めることにした。通常のダイヤ改正と違うタイミングで停車駅を増やすのは異例の取り組みだ。

京成電鉄は2019年秋にスカイライナーを増発したばかりで、新型コロナウイルスの感染拡大は大きな打撃となった(青砥駅)
京成電鉄は2019年秋にスカイライナーを増発したばかりで、新型コロナウイルスの感染拡大は大きな打撃となった(青砥駅)

 関東の私鉄大手、京成電鉄の青砥駅(東京都葛飾区)のホームでは、毎朝6~7時台にこんな放送が流れている。「ただいま、成田空港へのスカイライナーが当駅に臨時停車しております」。スカイライナーとは、京成上野駅と成田空港を結ぶ特急列車だ。乗車券のほかに大人1000~1250円の追加料金を払う。

 青砥駅はスカイライナーが止まらない駅だったが、4月11日から突然、停車駅に加えられた。これまでは京成上野駅と成田空港の間には2駅しかなかった。通常、こういった変更はダイヤ改正のタイミングで行われる。停車が「当面の間」とされている点も含め、極めて異例のことだ。

 同社は停車の理由について「青砥駅で都営地下鉄の浅草線方面からの電車と接続させ、利便性を向上させる」と説明している。浅草線からは都心の地下鉄など様々な路線へ乗り継げる。

 同社は2021年度までの中期経営計画で、スカイライナーの停車駅を増加させることを検討課題として挙げていた。ただ、今回の臨時停車は「事前に準備していたものではない」(同社)。背中を押したのは、新型コロナウイルスの感染拡大による利用客の急減だ。

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