JR各社でダイヤ改正が行われる3月は、長年走った列車との「別れの季節」でもある。JR九州は2004年から運行してきた観光列車「はやとの風」の運行を終える。利用客の減少に苦しむローカル線のテコ入れ策としてもてはやされる観光列車だが、その効果には限界も見えてきている。

 3月21日、鹿児島中央駅(鹿児島市)と吉松駅(鹿児島県湧水町)との間を走るJR九州の観光列車「はやとの風」がラストランを迎える。

鹿児島県を走っていた「はやとの風」が運行を終了する
鹿児島県を走っていた「はやとの風」が運行を終了する

 はやとの風は、2004年3月の九州新幹線開業に合わせて運行を開始した、JR九州が力を入れる「D&S(デザイン&ストーリー)列車」の第1号だ。運行開始から18年が経過したが、この4月にJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」が後継車両に置き換わるのとは対照的に(参考記事「JR最小のJR四国 観光列車で地元とのつながりを生む」)、列車自体が廃止となる。その背景には、ローカル線の救世主としてもてはやされる観光列車だが、必ずしも“万能”ではないという現実が浮かび上がる。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

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■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
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