テレビ東京アナウンサー・角谷暁子と日経ビジネス編集委員・山川龍雄が、世間を騒がせている時事問題をゲストに直撃する動画のシリーズ。第3回のテーマは、北朝鮮が韓国に圧力「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の思惑は?」。ここへきて韓国を敵呼ばわりし、報復を始めた北朝鮮。西野純也・慶応義塾大学教授は「それでも文大統領は忍耐強い。融和路線は変わらない」と指摘。今後は、総選挙で圧勝した政治基盤を背景に、南北融和路線を不可逆にするための「法改正を進めるだろう」と見る。ただ、北朝鮮の視線の先にはアメリカがあり、文政権は蚊帳の外に置かれている。肝心のトランプ大統領はコロナ対応と選挙で頭が一杯で北朝鮮に関心を寄せない。当分の間、⽂⼤統領の⽚思いは続き、「南北関係の局⾯が⼤きく動くとすれば、11⽉の⽶⼤統領選後」と予想する。
角谷暁子(日経プラス10サタデー・キャスター、以下、角谷):さあ、始まりました。「カドが立つほど伺います」。略して「カド立つ」です。
このコンテンツは毎週土曜朝9時30分から7チャンネル、BSテレ東で放送している「日経プラス10サタデー ニュースの疑問」という番組内でお伝えしきれなかったことを配信でお伝えしていこうというものです。山川さんにも引き続き参加していただきます。
今回のテーマは、北朝鮮が韓国に圧力「文在寅大統領の思惑は?」
山川龍雄(日経プラス10サタデー・メインキャスター、以下、山川):不謹慎なたとえかもしれませんが、文大統領の北朝鮮に対する姿勢は、何度、断られても求愛し続ける「101回目のプロポーズ」のようにも見えますね(笑)。いつか成就するのか?
角谷:その行方が気になるところです。
お話を伺うのは、慶応義塾大学教授の西野純也さんです。よろしくお願いします。
西野純也氏(慶応義塾大学教授、以下、西野氏):よろしくお願いします。

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