導入当初は設計の作業量が5倍に激増

池上一夫社長は10年にわたってデジタル化推進の旗振り役を務めた(写真:陶山勉)
池上一夫社長は10年にわたってデジタル化推進の旗振り役を務めた(写真:陶山勉)

デジタル化の推進にはどのような難しさがあったのでしょうか。

池上社長:BIMはそれまで使っていたCAD(コンピューターによる設計)に比べ、より多くの情報を入力する必要があります。そのため、設計者の負担が激増したのです。BIM設計部は14年に設立しましたが、当初は作業量が5倍近くになりました。「現場がストレスだらけだ」「早くCADに戻せ」……。そうした声が聞こえてきました。苦戦を強いられる時期が数年間は続いたのです。

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この記事はシリーズ「江村英哲の「ひと×街×テック」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。