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古今北西こぼれ話

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米ヒルトンの真打ち「ウォルドーフ・アストリア」日本進出
米ヒルトンは10月27日、2026年に東京・日本橋に「ウォルドーフ・アストリア」を開業すると発表した。日本でも長らく期待されていた、欧米資本のホテルにおける最高級ブランドだ。なぜ今、ヒルトンは「真打ち」を日本に投入するの…
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仕込み桶は木にこだわる 伝統的な酒造り追求し「世界の酒」になる
みんなが考えていることを覆したいという思いもあります。「木桶だと匂いがつくので、徹底的に洗って、柿渋を塗った方がいい」と言っていた業界の人が、ワインなら「この樽の香りがいい」とか言うわけです。それを聞いて、絶対、木桶を復…
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「日本酒界のスティーブ・ジョブズ」が語る地酒復権への道
この業界で新政を知らない人はまずいません。日本酒の歴史に載っていますから。その新政が、売れ線の酒を造るとは思われたくなかった。名醸造だからこそ、正しいと思ったことをすべき、それが通用しなければ潰れてもいいという気持ちがあ…
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創業9年「セールをしないアパレル」がコロナ下で好調な理由
レナウンの経営破綻やワールドの店舗閉鎖など暗いニュースが続くアパレル業界。そんな中で逆に勢いづいているのが、女性のキャリア服に特化する新興ブランド「kay me(ケイミー)」だ。「共感の時代が来る」と話す経営コンサルタン…
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柔道五輪3連覇、野村氏に聞く「不安との戦い方」
新型コロナウイルスの感染拡大で、社会の先行きが見通しにくくなっている。リモートワークの浸透で生活が変わり、仕事からプライベートまで、あらゆる行動を見直すようになった人も多いだろう。そんな中で自分を律し、力強く踏み出すには…
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アンジェス創業者に聞く、「日本製ワクチン」が必要なわけ
新型コロナウイルスの感染収束の切り札として、世界中で開発が進むワクチン。日本において唯一、臨床試験に入っているのが大阪大学発の創薬ベンチャー、アンジェスだ。米国や英国の大手が先行する中、「日本製のワクチン」を持つ意義はど…
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セシルマクビー全店閉鎖、トップの悔恨 「外科手術しかなかった」
1990年代後半から若い女性に絶大な人気を誇ったブランド「セシルマクビー」が店舗事業から撤退することになった。同ブランドを運営するジャパンイマジネーション(東京・渋谷)の木村達央会長兼社長が、主力事業からの撤退を決めた背…
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三菱航空機・開発トップのベラミー氏、かなわなかった意思疎通
三菱重工業傘下の三菱航空機で小型ジェット機「スペースジェット」の開発責任者を務めていたアレクサンダー・ベラミー氏(40)が6月30日、ひっそりと会社を去った。かつて「MRJ」と呼ばれた新型航空機の開発が遅れる中で4年前に…
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マンション価格、一部で3分の1も 在宅勤務で変わる不動産の価値
新型コロナウイルスの感染拡大は不動産市場に大きな影響を及ぼしそうだ。12年前のリーマン・ショックでもマンション価格は暴落し、モリモトやダイナシティなど勢いのあった会社が次々と倒産していった。そんな中をほぼ無傷で乗り切った…
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神戸牛、コロナで価格半減 名門継いだ若き牧場主の矜持
日本が世界に誇る食のブランド、神戸牛が苦境に陥っている。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの飲食店が休業したため需要が激減し、枝肉の販売価格は半分に下落した。供給を絞りたくても牛は出荷を待ってくれないが、名門・中西牧場の…
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「スタートアップ投資、新型コロナで鎮静化した今がチャンス」
新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済を揺るがしている。市場低迷で企業価値が落ち込み、ソフトバンクが主導するビジョンファンドが巨額損失を出すなど投資サイドでもネガティブなニュースが目立つ。活況だったスタートアップ投資は今…
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コロナ禍に負けない Bリーグ・茨城ロボッツ「3度目の挑戦」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2019~20年シーズンの残り全試合の中止が決まっている国内プロバスケットボールの「Bリーグ」。東京五輪の延期もあり意気消沈のスポーツ界だが、「茨城ロボッツ」を運営する茨城ロボッツ・ス…
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積水ハウスへの株主提案 「真の目的は会社の正常化」
積水ハウスが4月に開催する定時株主総会で、経営陣とのプロキシファイト(委任状争奪戦)に挑む元会長の和田勇氏。2年前に追い出されたことへの「復讐」との見方もあるが、当人サイドはそれを否定する。和田氏を引き込んで株主提案を…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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